審判日記
■2012/03/18 練習試合 主審(M氏) 二塁(S氏)
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□状況
バッタース・ボックスの外でバントした打者のバットとボールが接触。
しかし、主審から見えず、プレーは続いていた。しかも、3塁ランナーはホームインしていた。
そこに、守備側チームからバッターの反則行為のアピールあり。
□ジャッジ内容
審判で集まった結果、三塁審判がバッタース・ボックス外でのバットとボールの接触を確認して
いた。野球規則6.05 打者がアウトになる場合の(h)を適用。
「打者が打つかバントしたフェアの打球に、フェア地域内でバットが再び当たった場合」
=>ボールデットとなって、走者の進塁は認められない。
バッターアウトで、走者戻し&得点無効となった。
□感想
何かあったら、審判4人集まりましょう。4人チームで連体責任です。
■2012/03/20 スポ少 主審(M氏)
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□状況
バッタース・ボックスの外でバントした打者のバットとボールが接触。
なんと全週と同じケースが、公式試合で再現!
□ジャッジ内容
今回はバッチリ見えており、前週に学習していたM氏は、すかさず「ザッツ・ア・インターフェ
アランス!」とコール。
□感想
M氏、ナイス・ジャッジ!経験に勝るものはありませんね。
■2012/03/25 スポ少 主審(S氏)
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□状況
ピッチャーが投げる動作に入る前に、キャッチャーがホームベース上で構えだし、そのまま顔の
あたりで補給した。不穏な空気の中、攻撃側から「ボークでは?」というアピールあり。
□ジャッジ内容
1塁塁審の審判部長曰く「バッターの動作を妨げたでしょう。」ということで、打撃妨害とし、
打者を1塁へ進塁させた。
□感想
S氏の言い訳。「ピッチャーが動作を開始する前に、キャッチャーがキャッチャース・ボックス
を出ていたら、ボーク。」というのは頭にあった。よって、相手の監督もそれを言っていると思
ったが、それ以外の何か条件があった気がしてならなかったため、すぐにジャッジしなかった。
っというか、できなかった。確信がなければできません。
家に帰り野球規則を見た。私の記憶は正しかったが、「8・03 (l) 故意四球が企図された
ときに、投手がキャッチャースボックスの・・・」と書いてある。”故意死球が企図されたとき
”と限定されているではないか!じゃあ、ちょっと一球だけはずす場合は、キャッチャース・ボ
ックスに入っていなくて良いのか?!まったく納得のいかない記述である。ルールを決めた人に
「なんで?」と、確認したいもんだ。まあ、今回のジャッジは正しかったということで・・・。
■2012/04/15 自分メモ
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管理人は、アキレス腱を断裂してしまいました。もちろん、子供たちと野球をしている時・・・。
くっつくのに2ヶ月、運動できるには半年はかかりそうです。当分、野球も審判もできそうにあり
ません。せっかく審判がおもしろくなりかけていたのにトホホ。(T_T)
■2012/04/24 自分メモ
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(1)全般
・必ずボールのキャッチが見える位置にポジションを取ること。
(2)主審
・ホームでのタッチプレーの時のポジションは、ホームベースから1.5メートルくらいの場所
に位置を取る。遠すぎないように、邪魔しないように。
(3)1塁塁審
(4)2塁塁審
・2塁累進の場合、ピッチャー側に入らないこと。より、ラインに近いところに位置する。
(5)3塁塁審
・3塁累進の場合、3塁にランナーがいる場合は中に入ってしまって良い。これにより、ピッチ
ャーからのけん制、キャッチャーからの送球のタッチが良く見える。
ピッチャーが投球した後、一旦外に出ても良いかもしれない。
ただし、打球にはくれぐれも当たらないように!
■2012/05/27 スポ少 3塁(SK氏)・・・管理人観戦中
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□状況
1アウト、ランナー3塁。攻撃側がレフトへ大き目のファールを打った。
3塁ランナーは立ちアップし、一点獲得となった。
守備側監督から、3累審判へ「タッチアップが早いのでは?」というアピールあり。
□ジャッジ内容
審判が集まり、「離塁は早くない。」ということで、そのまま。
□感想
まさに春の審判講習で教えてもらったパターンがそのまま実践で発生!すばらしい!
「主審がタッチアップをしっかり見ていなければならない。」と習いました。主審をやっていな
かったのが残念?大き目のフライであり、なおかつ当たりも早いものだったため、3塁累審は3
塁ベースに背を向けた状態なので、3塁塁審は「自分に聞かれても!」という状況なので・・・
・3塁塁審は、すぐに主審にジャッジを振る。
・主審がすぐに結果を伝える。
となれば、雰囲気を悪くせずに処理できると思われる。
■2012/XX/XX スポ少 ・・・管理人観戦中
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難しい話ではありません。悲しい話であり、苦言なので、日付もXXです。
アキレス腱断裂中の管理人は、親モードで自分のチームの応援をしていました。
その時、一塁での判定をめぐって、相手の監督さんが「今のは、明らかにセーフですよ。」と審判
に抗議をしました。私はすごく嫌な気持ち・悲しい気持ちになりました。スポ少では、そのような
ことがあってほしくありません。タイミングの正解は、その審判と神様しか知らないのですから。
みんなが、どんなに真剣に審判に取り組んでいるかが理解されていないようで、本当に悲しかった
1日でありました。新しい監督になったら、必ず2月の審判講習会に出席する必要あり!と、思っ
てしまいました。以上、管理人の苦言でした・・・。
■2012/08/31 自分メモ
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管理人はまだまだ復活できそうにありません。筋肉が戻らないので、体重が乗ると足の甲全体が痛
く、小走りもきつい状態です。アキレス腱を切ると、くっついた後が長いです。皆さんも十分に、
運動前の準備運動をしてください。そんなわけで、審判活動はしていないので、夏の高校野球での
話しを紹介します。なんと、済々黌高校、鳴門高校戦で、野球漫画「ドカベン」に登場した珍プレ
ーが甲子園で“再現”されたのです。状況は次のとおり。
・2−1で迎えた7回1死一、三塁。遊撃を襲ったライナーが好捕された。
・遊撃手は、一塁に送球し、併殺となった。
・しかし、この時、三塁走者は三塁に戻らず一気に本塁へ突入し、3アウトよりも早くホームを踏
み、生還が認められた。守備側の鳴門のアピールがあれば入らなかった1点だが、済々黌高校は
それを承知で仕掛け、奪い取ったのです!しかも3塁ランナーの選手は、小学生の時にドカベン
で読んだことを覚えていたらしいです。すばらしい!
このプレーの正解は、
遊撃手は、1塁走者ではなく、3塁走者をアウトにすべきだった。このプレーができなかったこ
により、鳴門に悲劇が起きてしまった。
また、ホームインを許した後に気づいたならば、
3塁にタッチし、アピールすることにより、1塁でのアウトを3塁でのアウトと置き換えること
ができた。
この記事を読み、やはり野球ってルールが難しいなあって思いました。スポ少で自分が主審の時に
こんなことが起きないことを祈らずにはいられません。(^^;)
■2013/XX/YY スポ少 主審
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9月後半から管理人は塁審で復活しておりました。そして、先日、柏流さよなら大会で十ヶ月ぶり
くらいに主審に復帰しました。まあ、良くできたかはわかりませんが、とりあえずOKでしょう。
そして、スポ少の主審にも復帰です。しかし、やってしまいました。
ランナー1,3塁でライン際にファーストゴロが打たれました。一塁手は、捕球後にタッチにいき
ました。しかし、ランナーはそれを避けて、「セーフ!」でした。その後、守備側の監督から「ラ
インオーバーでしょう?」という抗議がありました。またまた言い訳ですが、私は3塁ランナーが
ホームに突入する気配があり、そちらに気をとられており、もごもごしてしまいました。
審判団を集めたところ、「主審の判断で自信を持ってどうぞ。」と言われたので、もちろん「セー
フ」のままです。そして、家に帰り、勉強しなおしました。今回の教訓は下記です。
・一塁ライン際への打球については、主審がスリーフットラインの確認をして、一塁塁審をサポー
トしなければならない。
・打者走者は、両足がスリーフットラインの中にはいっていなければならない。
(なので、避けた場合はほとんどがラインアウトかも)
・ラインオーバーは、審判の主観で決まるので、抗議してもだめ。アピールプレイではない。
(これは、審判がきちんとジャッジしていることが前提の話です。)
「主審は内野の処理の全てに責任を持つ」という基本が欠けていました。ブランクがあったという
ことで、許してもらいましょう。
色々と思うところありましたが、書いているうちに気が晴れました。審判講習で仕切り直します。
■2013/06/29 豊四季台杯 主審
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ここ、2回続けて豊四季台杯の主審をした。
難しい問題は起きず、無難に終わったという感じではある。ただ、両試合とも大差の展開。
大差の試合の時の反省点を列挙したいと思う。
@こういう展開は、緊張感を持続させることが大変であるが、乗り越えなければならない。子供が
一番苦しいのであるから。
A数回、インフィールドフライの合図を忘れてしまった。相手の新富審判部長Y氏にばれていた。
たまたまフライは無かったので、良かったが。
Bボールデッド時にボールがどっかへ行ってしまった時に、ピッチャーにボールを渡すのをついつ
い忘れてしまった。
良いこともあげておこう。
気心の知れた方が審判にいると、やはり、やりやすいということである。
審判は4人の和が重要なので。試合前の談笑も重要だと思う。たとえ、知らない間柄でも、この時
間のたわいのない会話だけで、少々一体感が生まれてくると私は勝手に思っている。
話しは反省に戻るが、主審の行動は試合のリズムに影響すると思う。きびきび歩き、ボールもさっ
さと渡す。守備交代時に「走っていこう!」と声を出す。こういった主審、塁審の行動が大差の試
の時ほど重要になってくるのではないかと思う。今回は正直なところ、そういった意味では、赤点
です。
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